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星座となった大きなカニ ☆
2007-07-14 Sat 23:10
かに座
かに座:Illustration: URANOGRAPHIA de Johannes Hevelius (1611-1687)

かに座(6月23日〜-7月22日)とギリシャ神話

英雄ヘラクレスは、大主神ゼウスと王女アルクメネの間に出来た子供だったため
夫の浮気で生まれたヘラクレスをゼウスの妻ヘラは、大変に怨んでいました。
成長したヘラクレスは、ケイロン(半人半馬の怪物であるケンタウロス族の賢者)のところへ行き、門下生ととして武術を教えてもらい、剛勇無双となります。
そしてキタイロン山のライオンを退治し、ライオンの頭と皮を兜・鎧のように身につけて戦うようになります。

クレオン王の娘メガラがヘラクレスの妻になり、3人の子供が生まれましたが、ヘラクレスをその後も怨み続けていたヘラは、ヘラクレスに狂気の呪いをかけてしまいます。
呪いによって狂ってしまったヘラクレスは、子供を炎に投げ込み殺し、妻メガラは、このことで自殺をしてしまいました。
我に戻ったヘラクレスは、自分の侵した罪を償うためにデルポイにあるアポロ神殿へ行き、神託を尋ねます。
神託は、「ミュケナイ王エウリュステウスに仕え、10の勤めを果たせ」と言い渡しました。
エウリュステウス王に仕えることになったヘラクレスは、王から12の功業を命じられました。

その中の一つにレルネのヒドラがあります。

レルネの底なし沼に住むヒドラを退治するという仕事でした。
ヒドラは、9つの頭を持つ水蛇の化け物で、時々村を襲っては人々を苦しめていました。
ヘラクレスは、次々にヒドラの首を切り落としていきますが頭の中の一つが不死身なため切り落としてもまた首が生えてきました。
そこでヘラクレスの従者のイオラオスが切り落とした首の部分にたいまつの炎で焼き新しい首が生えてこないことを思いつきヘラクレスを助けました。
最後に残った不死の頭は、岩の下に埋めてしまいヒドラを退治し死んでしまったヒドラは、うみへび座となりました。

この戦いの最中にヘラクレスを怨むヘラがヒドラの援護にと送り込んだのがカニ(カルキノス)の化け物で大きなハサミを振り回してヘルクレスの足を挟みましたが
威力がなくヘラクレスの手に払いのけられそして踏み潰されてしまいました。
このカニの勇敢さにヘラは、ヒドラと共に天に上げ星座、かに座となりました。

ギリシャ神話と星座は、作り話のようにも言われていますが
古代ギリシャでは、コインにしてこの話がたたえられています。
ヘラクレスとカニのコイン
コス島で発見されているライオンの頭をしたヘラクレスと裏面は、カニを掘ったコイン:
Kos AR Didrachm. ca 300-190 BC


かに座は、春の星座で冬から春にかけて西の空で見られるといいます。



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