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海がめには、悲しいギリシャ神話
2007-08-23 Thu 18:42
海がめの赤ちゃん
photo by Greenery

ギリシャ神話で海がめの話がないか調べてみました。
しかし、海がめには、悲しいお話でした。

ヘルメスと海がめ

大主神ゼウスと巨人神アトラスの娘マイアの間に生まれたヘルメスは、生まれてまもなく異母兄アポロンの飼っていた牛を群れごと盗み隠し、その群れの中から2匹をヘルメスが生まれたアルカディア地方のキュレネ山の洞穴へ連れてきて食べてしまいました。
そこへ海がめがやってきたので海がめを捕まえて、羅に穴を開け甲羅に牛の腸の筋を芸術の9女神ムーサイの数に合わせて9本張り手琴を作りました。

翌日、アポロンは、ゼウスに牛を盗まれたことを訴えヘルメスは、ゼウスの命令で牛を返すことになりました。
牛を返したくないヘルメスは、牛と引き換えに海がめの甲羅で作った手琴をアポロンへあげようとその場で奏でて見せました。
ヘルメスとアポロン
Hermes & Apollon:ca 450-440.

音楽の神でもあるアポロンは、今まで聴いた事のないその琴の音色に魅了され牛と引き換えに琴と交換をしました。
apollon.jpg


それからヘルメスとアポロンは、仲が良くなりヘルメスが葦笛を作り出すとそれももらい、アポロンは、ヘルメスへ牛追いの黄金の杖「伝令杖カデュケウス」をあげました。

*ヘルメスのイメージには、いつも手に使者の印のカドゥケス(2匹の蛇がからみついた棒)を持っています。
*ヘルメスは、神々の伝令役で商業と牧畜の神で盗人や詐欺師の守護者、旅人の保護者で境界の守り手、死者の魂を冥府へと導く霊魂導師でもあります。
*ヘルメスは、動きがすばやかったことから、惑星の中でも一番早く動く水星に割り当てられました。

アポロンとミューゼ
Apollon & a Muse:Attic kylix, ca 460 BC

アポロンは、ヘルメスからもらった琴をその後、芸術の女神(ムーサ)たちの一人で抒情詩神カリオペの間に生まれた息子オルフェウスへ譲り渡しました。
琴の名人で音楽を司る神アポロンと芸術を司る女神カリオペの間に生まれたオルフェウスは、成長と友井音楽にすばらしい才能を発揮し、特にリラを奏でると森の住民たちがすべて聴き入ったといいます。
オルフェウスは、泉の精エウリディケに恋し、結婚をしましたがエウリディケが友達と草原を散歩している時に毒蛇にかまれ死んでしまいます。
悲しみに打たれたオルフェウスは、どうしてもエウリディケを生き返らせたくハーブを手にし悲しみの歌を歌いながら地下の死の国をさ迷い歩きます。そして死の国の王プルトーンの前にエウリディケを返してほしいと訴え、プルトーンは、彼の熱意に負け願いを聞き入れ、地上へ向かうまで決して後ろを振り返ってはいけないとオルフェウスに言い渡しましたが
地上へ向かう長い道のりで、オルフェウスは、妻がついてきているか心配になり、ついに後ろを振り返ってしまいエウリディケは、小さな叫び声を残して再び死の国へ引き戻されてしまいました。
オルフェウスは、妻の後を追いましたが死の国へは、入ることができませんでした。
地上に戻ったオルフェウスは、失意に陥りトラキアの女性たちを近づけようとしなかったため酒の神ディオニソスの祭りの夜に彼女らになぶり殺しにされ、亡骸は川に捨てられてしまいました。
このとき手にしていたオルフェウスのハーブは、悲しい音を奏でながら川から海へ渡りレスボス島へ流れ着きました。
レスボス島の人の手によりハーブは、父であるアポロンの神殿へ捧げられ。息子の死を悲しんだアポロンは、、ハーブを天に上げこと座となりました。

*こと座は、旧暦の7月7日の宵の頃、頭の真上のあたりを見上げると七夕の織姫星べガのダイヤのようなきらめき 4つの星が描く小さな平行四辺形が、ハープを形作っています。これがこと座です。
夏の夜、とても輝いている星のそばに良く見ると4角形の形をかたどっている4つの星が見えます。☆



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