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芸術の女神たちと仮面
2007-06-12 Tue 23:55
仮面のブローチ
©ATLANTIDA by xaroula

仮面というとカーニバルを思い出される方が多くいるでしょう。
中世では、キリスト教における謝肉祭の期間、仮面劇が行われたり舞踏会、音楽会が開かれていました。
有名なベネチアのカーニバルは、11世紀に始まりヨーロッパの王侯貴族がお忍びで訪れたため仮面をつけて祭りを楽しんだそうです。

古代ギリシャでは、ギリシャ悲劇・喜劇等の演劇に仮面を多く使われていました。
中でもギリシャの悲劇は、2500年前、アテネの世界最古の演劇でオディプス王・王女メディア・アンティゴネなどがあります。

またギリシャ神話では、ミュージアム、ミュージックの語源となった文学・芸術の女神たちのなかにも仮面を持った女神がいます。

芸術の女神 タレイア
Thalia, painted by Jean-Marc Nattier (1739)

タレイア Θάλεια -ムーサの一人
喜劇の女神
で名前は、"開花する"と言う古典ギリシャ語から来ています。
タレイア Thaleiaは、陽気な女神でいつも木蔦の冠を頭の上に乗せ、羊飼いの杖とショートブーツをはき、手には喜劇の仮面を持っています。
タレイアの銅像の中には、、古代の喜劇で役者の声を支えるのに用いたラッパやメガホンをもっていることもあるそうです。

芸術の女神 メルポメネ
The Muses: Melpomene, Erato and Polymnia 1652-55
Musee du Louvre, Paris

メルポメネ Μελπομένη - ムーサたちの1柱で悲劇,挽歌を司り楽器リラの女神です。
名前のMelpomeneは、古典ギリシャ語で女性歌手の意味があります。
いつも頭に葡萄の冠をのせ、悲劇の仮面を持っています。

ムーサとは、ギリシア神話においてムシケ、ムーシケと文芸をつかさどる女神たちのことででムーサたちは、パルナッソス山に住んでいてムーサたちを主宰するのは太陽神で学芸の神であるアポロンとされています。

女神たちは、円形劇場跡の中でも、アテネのエビダウルス古代円形劇場にて俳優たちに仮面をつけさせ円形劇場のどこから見ても仮面の表情が代わることのない喜び、悲しみの顔を表現させたのでした。



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